貿易事務の世界 IMPORTER’S WORLD

中小企業の貿易事務の日常、学ぶことは毎日のやりがい!

関税とは一体何?その重要性とは - 私たちの生活にも関わる!?-

みなさんこんにちはふみです!

さて今日は、貿易に欠かせない税金のお話しをいたします。

 

税金と聞くと人によってはあまりいいイメージがないかもしれませんが、これからお話しする貿易に関係する税金は、私たちの暮らしに大きく関わるものです。

 

知っている方もこれからの方もぜひ参考していってくださいね。

 

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では早速、今回お話しする内容はこちらです!

 

関税とは?

1、税関の歴史 

2、そもそも関税はどんな税金?

3、関税はどのように決められる? -輸入品の関税がわかるまで-

  

今回はこの3つについてお話ししていきます。

関税に関係する税関のお話もちょこっとするので宜しくお願い致します。

 

税関の歴史

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ではまず関税を納める場所である税関について少しだけ触れてみましょう。

まずそもそもとして貿易というのは経済を盛んにしたり、日本にはない外国のものを運んできたり、海外の文化を取り入れたりなど、地球全体で取り組まれている人間社会には必要不可欠な活動ですよね。

 

貿易をするには、国1つ1つに、外国からのものやサービスを受け入れるための施設が必要です。その施設が税関なのですね。

税関は外国貨物を日本に入れるため「何を輸入するのか」「この貨物は安全なのか」「法律的に国際取引で禁止されていないものか」などをチェックするために貿易には欠かせない施設です。

時はかなり遡りますが、日本は弥生時代から日本のお隣の国、中国との貿易が行われていたという歴史が各地の遺跡の出土遺物から明らかに なっています。

日本の歴史が始まった頃から今現代で現代人の私たちが中国と貿易を行っているのは、とても感慨深いものがありますね。

 

その当時に、税関のような施設があったかどうかは、残念ながら当時の文献が乏しいため定かではなく、税関というものが正式にできたのが明治5年1872年。今現在でも行われている輸入品などのチェックや税金の徴収をしていた「運上所」と呼ばれる港にあった施設が、「税関」という名前になったとされています。

 

また関税はいつから徴収していたのかも詳しくはわからないのですが、安政6年1859年に設置された税関の前の呼び名の施設、「運上所」で税金のやり取りは行われていたようです。

江戸時代の幕末には、貿易の仕組みができ上がってきていたのですね。

 

外国のものは日本にはないものが来たりするので、怪しいものがないか、害はないか、安全なのかということを調べるのは当然ですよね。

 

貿易に関わる施設や法律などは日本の歴史が始まってから、江戸時代のお侍さんの時代を渡り、今現在の私たちの時代まで確立してきているものなのですね。

 

関税とは何か?

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では関税のお話をします。税金の1つであるこの関税は何のためにあるのでしょうか。

まず関税の定義をお伝えしておくと関税は「輸入に課せられる税」です。輸出するものにはかかりません。

この関税には主に2つの役割があります。1つは、国のために使うお金を確保することです。国と国同士で貿易をすれば、通関をする施設や、そこで働いてくれる人のお給料も必要になってきまっすよね。もっともっと外交が増えれば、たくさんの荷物を輸出、輸入するために、港を大きくしたり、施設を増築したりと整備などにもお金がかかりますよね。経済の発展を進めるためにも、経費がとても大きくのしかかってくるんです。そのために税金が必要だったんですね。

昔は法人税や消費税などもなかったのでお国の財源を確保するのにも役に立っていたようですが、今はその他にも税金が多々整備されているので関税で財源を確保するという目的は小さくなっているようです。

 

さてもう1つ、関税が必要な理由をお伝えしましょう。実はこれが関税の一番の目的でありとても重要なことです。

他の動画でもお話ししましたが、関税は自国の産業を守るためにあります。

これはとても大事なことなんです。例えば日本人が大好きなお米。毎日と言っていいほど食卓に出てきますよね。日本人は本当に日本のお米が大好きです。

 

そのお米は、ジャポニカ米という品種で主に日本で作られていますが、もし同じようなおいしいお米が外国で開発できることになり、そしてそれが大量生産でき、日本が輸入できるという状況になったらどうなるでしょうか。

 

もし外国で作られているお米が日本より安い人件費で作られている場合、きっと日本産のお米より安価な値段で買えることになります。

 

それを知って、日本の企業がたくさん外国からお米を仕入れると、たちまち日本国中、安いお米を国民が買うことになります。

 

わーい安くて美味しいお米が買えるぞー!っと嬉しくなるかもしれませんが、これがお米を育てる農家の人だったらどうでしょう。

 

こんなに安くて美味しいお米が買えてしまったら、自分たちのお米が売れなくなってしまいます。それでは農家の収入も減ってしまい、仕事がなくなってしまうとお米産業がどんどん衰退してしまいますよね。

 

なのでこの関税という税金を輸入品にかけることにより、企業が易々と外国からお米を仕入れないようにしているというわけなんですね。

 

誰も高い税金を支払わないといけないとなると、簡単には輸入しなくなりますよね。この関税は、この世のもの全てに割り振りがされていますが、このように日本の産業が発展しているものに対してはとても高いパーセンテージの税金がかけられています。

 

その理由が、この自国の産業を守るためなんですね。税金は嫌だと思う方も多いかもしれませんが、無駄遣いさえしなければ何のために税金がかけられているのかという税金の重要性について考えてみるのもいいですね。

 

では最後に関税がどのようにして付けられるのかについてお話しいたします。

 

関税にも形態や税率に種類がたくさんあります。内容を掘り下げるとても細かいので

今回は、関税にはこのように輸入品に対してこのようにつけていきますよというやり方をお話ししたいと思います。

 

と言っても内容はとてもシンプルです。

 

まず関税は輸入品によって税率が違います。

ではどういう流れで関税の税率が決まるのでしょう。

 

関税の付けられ方 -輸入品に関税率がつけられるまで-  

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輸入品が日本の港や空港に到着すると、輸入品の情報が税関へデータとして登録されます。

そこで一つ一つ、送られてきた書類を元にその輸入された貨物に、税番というものが割り振られて、その税番を元に関税が決められています。この税番はこのような数字で決められています。ご興味ある方は税関HPに情報がオープンになっていますのでみてみるといいかもしれませんね。

 

この商品の税率は8%だったり、この商品は40%だったり本当に商品によってまちまちです。本当に商品よって違うんですね。

 

その税番は通関士さんが決めてくれます。

通関士さんは通関士という国家資格に合格した優秀な方達で、その方達が輸入品を見極めてこの輸入品はこの税番だと決めてくれるんですね。

 

直接税関で通関すれば、税関にも通関士さんがいますが大抵はフォワーダーさんや通関業者さんが輸入などのお手伝いをしてくれます。

 

そのフォワーダーさんや通関業者さんには優秀な通関士さんがたくさん働いています。

彼ら、彼女たちに私たち荷主は税番を決めてもらうことが多いんですね。

 

輸入品の写真や特徴などの情報を伝えれば通関士さんが、その情報をもとに勢版を調べてくれてその輸入品の税番が分かり、その税番をもとに関税が決定されているというわけなんですね。

 

このように関税は決められています。

もっと掘り下げると、どこの国から仕入れるかや特別な貨物などによっても税率は変わって来ますがそれはまた別の動画でご説明できればと思います。

 

ここでは単純な関税が決まる流れを知っておいていただければとても嬉しいです。

 

自分たちの商品を輸入するためにどのくらいの関税がかかっているのかとても重要なのでもしはじめての商品を輸入するときはよくよく調べてみるといいかもしれませんね。

 

では今回は税関と関税いついてお話しいたしました。

 

ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではではこの辺で。