貿易事務の世界 IMPORTER’S WORLD

中小企業の貿易事務の日常、学ぶことは毎日のやりがい!

輸入貿易の流れ その2 モノ・カミ・カネの流れとは?

 

みなさん、こんにちはふみです!

 

前回は、輸入貿易の流れその1ということで、シンプルに貿易の流れを3つに分けて全体的な貿易の仕組みをご説明しました!前回は船積み書類、B/Lまでもらって終わりましたね。今日は最後までの流れということで貨物の引き取りまで見ていこうと思います!さて日本側ではどのような流れになるのでしょうか。

 

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では今回、お話しする内容はこちらです。

 

1、船積書類を受け取り後

1. A/N の受け取り

2. フォワーダーさんへ通関依頼 

3 B/Lは船会社、D/Oはフォワーダーへ

4. 輸入許可 

5. トラックで納品  

 

貨物を出荷した後はカミとモノの流れしかありません。

金のやり取りはもうないんですね。

 

ではまたここで登場人物をご紹介しましょう。

 

株式会社ふみ

フォワーダー

船会社

税関

倉庫

 

 こちらの5社でご説明させていただきます!

早速見ていきましょう😊

 

1. A/N の受け取り

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さて、コンテナに乗せてきた貨物が中国からやってきました。すると船が到着する前か、当日に船会社さんからあなたの貨物が到着しますよ〜という案内書のA/Nをもらいます。

 

このアライバルノティスには、船の情報、受取人や発送人、貨物の情報と、船の運賃などの明細が書かれています。アライバルのティスの内容はB/Lとほぼ似ているのですが、船の運賃や港でかかる諸費用が書かれているので、この書類は船会社さんにとっての請求書にもなるんですね。

船の費用についてこれが高いのか安いのかまた相場通りなのかを考えるのも貿易事務員の重要な仕事です。フォワーダーさんへ提出する前にどのくらいの諸費用が自分たちの貨物にかかっているかを確認して、輸送費用を実感するのも大事ですね。

 

 

2. フォワーダーさんへ通関依頼 

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A/Nを受け取ったら、その1で銀行経由でもらったパンダincからの船積書類を全てチェックしてフォワーダーさんへ送ります。これらの書類を送ることで、フォワーダーさんへ通関という、外国からやってくる荷物を日本に入れてもいいかどうかの検査を委託することになるんですね。

通関は外国からくる貨物には絶対必要なモノなので避けて通ることはできません。貿易事務員にとってのこの作業はメインイベントの1つなのでしっかりと内容を把握しておくことが大事です。

 

3. B/Lは船会社、D/Oはフォワーダーへ 

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B/Lを株式会社ふみからもらったフォワーダーさんは、早速B/Lを船会社へ送ります。そうすると荷渡し指図書(D/O)をもらうことができるんですね。

この荷渡指図書というのは荷渡し指図書はいわゆる貨物の引換券です。

内容はB/LやA/Nなどに書いてあることととてもよく似ていて、船情報や貨物の情報などが書いてありますが、この荷渡指図書(D/O)はどこの港の倉庫に貨物が保管してあるかや貨物を出庫する際に必要な番号など倉庫さんが管理しやすい内容をメインに作られている書類なんですね。

 

実はB/Lと引き換えにモノを受け取るということをこのチャンネルでもお伝えしましたが、実際はそのB/Lを船会社さんに渡してもらうD/Oで貨物を受け取ることができます。

 

フォワーダーさん経由での輸入だと、荷主からしたらB/Lをフォワーダーさんに渡すことで荷物を受け取ることになりますよね。そういった意味では荷主にとってはB/Lで貨物が引き取れるという解釈になります。

ですが実際はフォワーダーさんがB/Lを船会社さんへ渡すことでD/Oがもらえるんですね。また実務では貨物をもらう際には船会社さんへお金(搬出料)を支払う必要がありますのでそれも覚えておきましょう。

 

重ねて申し上げますが、このD/Oを倉庫さんへ渡すことで荷物が受け取れる仕組みになっており、B/Lでモノが受け取れるのは荷主サイドの考え方なので、ここではD/Oで直接モノが受け取れるということを覚えておきましょう。

 

 

4. 輸入許可 

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フォワーダーさんに送った書類は全て貨物を通関するために税関へ提出されます。

ここでは以前出した動画でもお話ししたように、フォワーダーさん経由で貨物の情報を税関へ流すんですね。税関へはこのような商品を輸入します、日本への輸入許可をください。と、商品の説明、用途、素材の情報を伝えて輸入することを許可してもらいます。

この許可は商品にもよりますが大体1,2時間ほどで終わります。許可が下りれば、税関から輸入許可書がもらえます。この許可書がないと貨物を受け取ることができないんですね。

 

5.D/O、輸入許可書を船会社の倉庫へ 

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D/O、荷渡し指図書はいわゆる貨物の引換券でしたね。また、フォワーダーさん経由での通関が終わり、無事に税関からこの貨物を日本に輸入してもいいですよとなると輸入許可書ももらえましたね。これで書類全てが揃いました。

この許可書とD/Oを自分たちの荷物が置いてある倉庫のオペレーターさんへ渡すと貨物を受け取ることができます。

倉庫では、搬出料や必要であればその他諸費用を払わなければ貨物を出庫できません。これに関してはフォワーダーさんが上手に処理してくれるので、フォワーダーさん経由の輸入は荷主からしたらとても楽ちんというわけなんですね。

 

6. トラックで納品 

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最後にトラックで貨物を運ぶ手配をします。これもフォワーダーさんがやってくれるので、お任せしてしまいましょう。

トラックも2t車、10t車、ドレージなどがあり、貨物の物量やどのようにモノが運ばれてきたかによって違います。20ft、40ftで輸入してきたのならドレージで手配されますが、LCLなどの小口貨物できた際はどの大きさのトラックで手配されるかを確認してみましょう。時期や場合によってはチャーター便になる可能性もあるので、フォワーダーさんとよく確認してみましょう。

 

以上で輸入の流れの全体が終了です。

 

こでの主な流れはフォワーダーさんと船会社のやりとりが重要です。そしてたくさんの 「カミ」が出てきましたね。

前回の動画の輸入貿易の流れと合わせると、一番多く行われているのはこの「カミ」の流れなのです。異国間での貿易はいろんな種類の書類が必要になるんですね。

 

今回は2つの動画で、輸入の主な流れを説明しました。

1つは主に輸出者側の国で行われること。

今回は主に輸入者側の国で行われることです。

 

では、もう一度、最後のおさらいをしましょう。

 

 

輸出者側の国で行われる 

  1. 売買契約
  2. 荷物の出荷後
  3. 荷物の受け取り前

 輸入者側の国で行われる 

1. 船積書類受け取り後

1. A/N の受け取り

2. フォワーダーさんへ通関依頼 

3 B/Lは船会社、D/Oはフォワーダーへ

4. 輸入許可 

5. トラックで納品   

 

 

 このように輸出側の国で行われることと、輸入側の国で行われる2つのことに分けると

覚えやすいですし、何より貿易を理解することが可能になります。

何度も何度もこちらの動画を見ていただけるのもとても嬉しいので、ぜひ何度もチェックして貿易全体の流れを掴んでいただけたらと思います。

 

では今回は、輸入貿易の流れその2についての動画でした。

ご参考になればとても嬉しいです。

 

ではではこの辺で。