貿易事務の世界 IMPORTER’S WORLD

中小企業の貿易事務の日常、学ぶことは毎日のやりがい!

貿易における航空輸送についてのメリットデメリット

みなさん、こんにちはふみです!先日は海上輸送におけるメリットとデメリットについてお話しました😊今日は海ではなく空の輸送についてについての記事をまとめましたのでご参考にご覧ください!

 

航空輸送

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今やグローバルの時代。近代文明の飛行機を利用した輸送もポピュラーとなってきました😊弊社でも海上コンテナをメインとして使用しておりますが、航空輸送でもガンガン輸入をしております。主に小口中の小口、スーパー少量貨物(カートンが10個以下のものなど)に適しているので小さなアイテムがあればEXWの条件で取引をし民間のエアクーリエ(国際宅配便)にお願いをしております😊では早速見てみましょう。

航空便は納期が早い!

航空貨物の最大のメリットは何と言ってもその速さでしょう。お隣の台湾や中国からは最短で翌日に届きます。もはや日本でいう都内から都内、県内から県内の速さですよね!驚くべき速達力です。下の表は弊社で実際に取り扱っているDHLからのトラッキングを表示させた画面のスクリーンショットです😊

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2019.5.14 (火)

【1】16:44 : 貨物をピックアップ

【2】21:01 : 必要な手続きが処理が終了

(手続きというのは貨物の登録や内容物の確認かな...)

【3】21:28 : 東莞施設を出発

【4】22:46 : 深センの仕分けセンターに到着

2019.5.15 (水)

【5】00:47 : 深センでの必要手続きの処理が終了

【6】02:12 : 深セン施設から出発

【7】09:06 : 日本到着 税関状況を更新 (深セン→日本まで7時間くらい)

(貨物が税関へ登録されて通関の準備ができた感じですかね)

【8】09:13 : 成田から移送中

【9】10:29 : 東京の仕分けセンターへ到着 

【10】11:03 : 東京で通関手続きが完了

【11】11:11 : 仕分けセンターでの必要手続きの処理が終了

【12】11:14 : センターから出発

【13】11:29 : 配送センターに到着

【14】12:49 : 配送トラックへ搭載

【15】13:38 : 配送完了

これは中国にある東莞という場所から東京に向けてのDHL貨物の追跡で翌日配送のものです😊よく見ると中国での通関はいつ行われているのでしょうかね。【2】か【5】の時に行っているのかなぁ。それに通関も成田ではなく東京で行われているような書き方ですね。あんまり見てなかったですが成田でやってないのかな😅誰か知っている方がいたら教えて欲しいです。ちなみに税関て24時間営業なの?笑 早い分に越したことはないですがどのように航空貨物が輸送されているのかとても気になります。

ですが、弊社で利用している海上輸送は船が到着してから弊社までの配送するのに中1週間は掛かりますので本当に早くて助かっています。

航空便は何が高い??

航空便は高いです。その中で一番を占めているのが航空運賃です。航空運賃の計算方法は会社によって違いますが、今回はDHLで見てみましょう😊かかる費用は基本的に以下の通りです。

1. 航空運賃

2. 燃油サーチャージ

3. 手数料

4. 関税

5.輸入消費税

1. 航空運賃

航空運賃は重量で運賃を算出します。この重量には2つの意味があり、分けると実重量と容積重量に分かれます。実重量は実際のカートンの重さ、容積重量はカートンサイズのサイズからの算出した重さです。これはIATA(国際航空運送協会)の規定で決められています。実際の重量だけで搭載したら重さ2kgsの150cm四方のカートンが載ったら「お、まだ載るんだ〜載せちゃおう」ってなっちゃいますもんね 笑 

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例題)

内容 : ポリエステル製の扇子

関税率 : 3.9% (国、素材によって異なります。)

カートンサイズ : 30x40x50cm

輸出国 : 中国

実重量 : 6kgs

箱数 : 2箱

このような貨物を輸入する場合はこうです。

30cm x 40cm x 50cm ÷ 5000 = 12KGS

実重量ではなく容積重量で運賃が算出されます。(ちなみにFedexは6000で割ります。)12kgsはDHL一般値段で26,660円(下記、資料参照)これは1カートンあたりなので今回は2箱分になります。

2箱 x 12kgs = 24kgs

下の表では運賃は42,430円(中国は区分2)となります。2カートンで4万円超えてしまうのでこれが10カートンにもなったら、、やはり運賃はかなり高いですね。弊社は法人割引がありますので少し安めにして頂いております。ここでは海上輸送のCBMを出す時みたいにmの単位に直す必要はありません😊

輸入 一般料金表 (2019年度)

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2.燃油サーチャージ

燃油サーチャージは飛行機に乗る方はきっとよくわかりますね😊燃料つまり石油は希少なものです。お金と同様に価値が常に変動しております。その分1カ月毎に燃油サーチャージを何%徴収するかを会社ごとに決めていますのでこれも輸入者の負担となります。今現在2019年5月は運賃に対して燃油料が18%となっておりますので

42,430x18%=7,637円 

となります😊

3.手数料

これはDHLさんは現在一般貨物に対して1,080円掛かります。取扱手数料のようなものでしょうかね。

4. 関税

関税の計算方法は税関のHPにもありますね😊輸入する商品+運賃に対して関税が掛かります。ではこの扇子は1つアメリカドルで2ドルだったとしましょう。200本仕入れます。

USD2.00 x 200本 x レート112円 + 運賃42,430円 x 税率3.9%  = 関税3400円 (10円以下切り捨て)

5. 輸入消費税

輸入消費税は税率は同じ8%です。(2019年5月現在) また輸入消費税には関税も上乗せされた金額で計算されます。

USD2.00 x 200本 x レート112円 +運賃42,430円 + 関税3400円 x 0.08% = 輸入消費税7200円 (10円以下切り捨て)

合計金額は 61,747円です (参考)

運賃 : 42,430円

燃油サーチャージ : 7,637円

手数料 : 1,080円

関税 : 3400円

輸入消費税 : 7200円

合計はこのくらいになります。2カートンでこのお値段はとても高いですよね!お客さんにどうしても頼まれた場合、会社の信用問題になる場合は止むを得ず航空便で出すことも多いですし、普通に利用する場合もございます😊そうそう、計算している時に燃油サーチャージも関税や消費税に含まれたかな、、?と考えておりました😅すみません早急に調べてもし違う場合は訂正しておきます。お値段も参考なのですが計算が間違っていたらご指摘くださいませ。

まとめ

航空便はお金を出して時間を買う輸送方法です😊商品の寿命が短いもの(食べ物や花)や付加価値が高いもの(機械のパーツなど)また信用を得るための手段としても使われるでしょう。価格や利益を考慮して「その目的や貨物にあった方法」を選ぶといいですね!

 

ではでは、この辺で。